2022.06.25 Saturday

充茂92

孫田植え2022

92歳になった長老の田植えを今年から手伝うことになったが、田植機はまだまだ自分で操作できると言われるので運転を任せたものの、まっすぐ植わらず少々ご不満な様子。
一方、80歳以上も年が離れた子供たちは、鉢植えで自らが育てた苗を手作業で田植え、こちらは、とにかく植わっていたら問題なしという考えらしい。早くも「稲刈りは自分でするからね」と言い残して帰っていった。

2022.06.14 Tuesday

シルバーポリ

育苗

米粒が丸々として張りがあり、つや良く粘りが強い食味で、昨年は特A評価も得た比較的新しい品種「にこまる」を今年は作ってみることにした。腰のあるうどんのような食感なので、特に若い人に人気がある。
但し、昨年栽培の「ヒノヒカリ」や「こしひかり」など一般的な品種は農協から苗を買うことができるけれども、この「にこまる」の苗は売られていない。栽培しようとしたら種を買って苗を自分で育てなければならない。なかなか大変だけれども、自分の好きな品種を自分の手で作ることができるのは米農家ならではの強みだ。
苗作りをするときには、水口祭(みなくちさい)としてその場所に神社の豊作祈願のお札や花を祀るしきたりになっているが、今では珍しい行事らしい。

2022.05.30 Monday

そら豆畑1

そら豆畑2

そら豆畑3

昨年の11月以来長い間そら豆畑に使ってきた田圃も、6月中旬には田植えが始まるので明け渡し時期になっている。そら豆の成熟が遅れ収穫時期が大きくずれ込んだ結果、例年なら数日間かけてする片付作業をたった一日でやり上げなければならなくなった。
まず、早朝から残っているそら豆を全て収穫。一人ですると結構手間がかかる。そして、支柱や枠紐を撤去し、茎を細かく伐採。最後はトラクターでそら豆の茎を土の中に漉き込む作業を進め、平らな状態に戻ったら今年のそら豆栽培過程はすべて終了。たくさん収穫し大賑わいだったそら豆畑が一時に消えてしまったので少し寂しい感じ。
まだ、右端のジャガイモ畑が残っているけれども、これは「もう少し待ってくれたら、必ず大きな芋にするから、お願い今撤去しないで」ということなのでぎりぎりまで猶予中。

2022.04.30 Saturday

そら豆さや

そら豆収穫

昨年10月18日に種播きをしたので、6か月半かかりようやくそら豆の収穫期を迎えた。しかし、これだけ長い期間かかっても、やわらかくて美味しい旬の時期は、ほんの一週間だけしかない。栽培期間からすると一瞬の間だ。
そら豆のさやが未だ下に垂れ下がっていないので今年は少し遅れ気味。それでも早く食べてみたかったので、試しに横向きのを少し収穫してみた。中に入っていた実はまだ小さかったけれども、甘く煮るとやわらかくとても美味しかった。あと5日ほどで本格的に収穫できるようになるだろう。
そら豆は、冬場に霜が降り凍り付く寒い時期でもじっと耐え葉っぱを枯らさず、見えない地下では根をしっかりと延ばしている。とても成長力が強いので滋養があり新豆を食べると元気で長生きすると言われている。連作を超嫌うので作るのが面倒な作物だけれども、新豆を食べたら、来年も作ろうと思ってしまう。

2022.04.11 Monday

そら豆の花

アブラムシ、家にいるのも、畑にいるのも、どちらも嫌い。特に、これからの季節は、畑アブラムシ集団との闘いだ。「そら豆は先っぽの汁を吸ったらとても美味しいよね」と何処からか飛んできて瞬く間に増えて行く。いくら退治しても、虫除けテープを張っても、また新しいのが飛んできて、卵の段階は経ずに、羽のない増殖専用のアブラムシが超ミニの形で沢山生まれる。それが一週間経つとまた沢山のアブラムシを産む。そして美味しい汁を吸い尽くしてしまえば、移動専用の羽の生えたアブラムシを生み、次の生息地を求め旅立っていく。素晴らしい仕組みの繁殖力だ。
昨年の11月から続けてきたそら豆の手入れはようやく全て完了。あとはアブラムシチェックをしつつ大きな実が出来るのを待つだけになった。野菜の中では栽培期間がとびぬけて長く手間がかかるけれども、花は奇麗だし、柔らかい実は他にはない美味しさなので作るのを止められない。

2022.03.22 Tuesday

白菜の花

春分も過ぎ、白菜にきれいな花が咲いてくるなど、季節が本格的に変わってきたが、この時季の田舎生活は、一番野菜や果物が少なく、農作業も土起こしのトラクター耕作や土壌改良など地味な作業ばかりで、面白い出来事が少ない。
土の上下を入れ替えや除草、土壌改良肥料投入などの耕作をなんども繰り返し、種や苗の植付けを待つこの冬場の地味な作業は、しっかりやっていても、全くやらないでいても、表面から見ていただけではあまり変わらないように見える。地面の下で目に見えない変化が少しずつ進んでいるだけだ。
しかし、冬の寒さの峠を越え、暖かくなって成長が加速する時期になると、こうした作業をしっかりやっていた畑とまったくやってなかった畑では、如実に差が現れる。厳しい冬場は、ほとんど差がないように見えていたのに、寒さの峠を越えた途端に差がどんどん広がって行く。他所に引離されないよう冬場の地味な農作業もおろそかにできない。

冬場の地味な農作業は、自転車レースの上り坂のようなものだと言われる。
前の走者が上り坂に入ると、急にスピードが落ちるので差がどんどん縮まってきたように見えるが、上り坂での僅差は実は大きい差だ。前の走者の自転車が峠を越え、下り坂に入った途端に、これまで数メートルだった差が、一気に数十メートルの差に広がる。
困難な時の努力は報われないように見えるが、その時に少しでも差を縮める努力は、好条件に環境が変わった時、大きな差になって実現される。

2022.01.23 Sunday

黄金色の稲

ぼかしタンク

近所の長老が長くぼかし肥料で米作りをしてきた。収穫量は平均の七割程度に落ちるが、とても美味しいのができる。この肥料で栽培している田圃の稲が熟れる頃、周りの田圃と明らかに違う明るい色、一面黄金色になる。従来有機肥料の効果については懐疑的だったが、このみごとな光景を見てから考え方が変わってきた。
こうして、今年も有機肥料の野菜作りを目指しぼかし肥料を作っている。もみ殻燻炭100ℓ、米ぬか25圈¬攷欖釈液、発酵促進剤などを混合し、肥料作成用のタンクに入れて発酵させ、甘酸っぱい匂いの熟成した燻炭ぼかし肥料の第一回目がようやく完成。
有機肥料は、微生物に分解されることで効果を発揮することから、効き目が現れるまでに時間がかかる。即効性でないので、元肥に入れると徐々に効いてくるタイプだ。発酵の温度管理や定期的な撹拌作業もあり手間がかかるし効きめも弱いので、有機肥料にこだわり過ぎるのはどうかと思うが、材料費用はほぼゼロで、健康にも安全安心なのは魅力的だ。
しかし、長老のようにこのぼかし肥料だけを使った米作りは絶対できません!とんでもない量の有機肥料作りをしなければならないし、肥料を担ぎ稲の刈り株を数えながら手で田圃一面均等に散布して行く作業なんてとても無理。化成肥料もやはり大切です。

2022.01.20 Thursday

古いトラクター

古いエンジン


古いトラクターで、田圃の土を寒さにさらす寒起し作業をしていたら、最後の一筋になって「私これ以上はもう無理」と言うかのように、油の粒がポタポタとエンジン部分から落ちてきた。どうにかまだ動けたので、道にポタポタ油を垂らしながらも家までたどり着き確認すると、油圧パイプが破損しかかっていた。器に溜まっているのがその油。
人間でいえば動脈瘤破裂のようなものだ。老化とともに油圧に耐えられないほど弱くなったパイプから油が吹き出したのが原因だ。涙のような油を垂らしながらも無事帰宅できてよかった。後は修理待ち。
偶然かもしれないが、新しいトラクターが来て従来の自分の居場所が取られたので、「もう私はいらないのね」と言う無念の涙だったのかもしれない。でも大丈夫、修理を頼んでいるので回復したら2台協力態勢でまだまだ働いてもらいます。

2022.01.17 Monday

新トラクター

今年から新しいトラクターが農作業の仲間に加わった。
ずっと使っているトラクターは、車でいえばマニュアル仕様。クラッチを踏んでギアを変え、耕作ローターの上げ下ろしも手動。操作はとてもマニアックだが、長い間使ってきたので体にしっかり馴染んでいる。
しかし、車の運転も免許返上時期がやがて来る。トラクターのマニュアル操作は車以上の脚力とたくさんの操作を一度に行うので、無理をしないで済むようオートマチック仕様の新しいトラクター導入がいずれは必要だった。
耕作面積も広がってきたので、これからは、際上げなど細かい所は従来の使い慣れた古いトラクターで、広くスピードが求められる所は新しいトラクターでの二台協働態勢だ。

2021.12.30 Thursday

仮想農園

VRゴーグル

今年一番興味をひかれたのが「メタバース」。これを農業にも活用できるかな。
最初は何の意味かさっぱり解らなかったが、アニメゲームをしているような立体的な超仮想空間がメタバース。VR(バーチャルリアルティ)ゴーグルをつけてパソコンを操作すると「仮想農業空間」のメタバースへ入って行ける。その仮想農業空間に自分の分身として「アバター(アニメ人間)」を作っておけば、そのアバターが農作業をする。仮に、今年大失敗した黒豆作りをさせていたらどうなったか。
まず、仮想空間に作られた自分の畑に、トラクターと耕運機を使って畝作りをする。アバターは5月に種播きしたが、ネッ上で収集した地域の気象情報等がメタバース上で自動的に反映され、6月に入り黒豆の背丈がどんどん伸びたところで警告が発せられた。「これ以上この時期に成長すると、実に回す肥料余力がなくなり、台風で倒れるリスクもある」ということだ。現実の畑を見てみるとそれと同じような状態だったので、指示通り上の方を切って半分の背丈にした。その後も、現実の畑との比較をしながら、アバターからの注意や警告によって追肥や水やりなど対処しつつ、メタバースの畑も現実の畑も最終的に順調な実りを迎えることができ、結果上手く行ったという未来物語。
近い将来、メタバースの「仮想農業空間」に、田圃や畑の状態、機械設備、働く人の状況などをセットし参加すると、仮想農業空間での農作業が現実の農作業と並行して進むことになる。水田の水位などは計測機によって自動的にメタバースへ送信され管理される。肥料や農薬の散布時期は気象情報を勘案して仮想空間で指示が出て作業が進む。そして、それに合わせて現実の農作業も進められる。力仕事が減り大幅に楽になる訳ではないが、上手く活用すれば農業にも役立つ日がくるかもしれない。

2021.12.27 Monday

ハリウッド

桃、柿、枇杷、蜜柑、無花果など、今年も多くの果物が収穫できた。しかし、一番驚かされた果実は、ハリウッドという品種のプラムがつけたこのきれいで大きな実だ。
ハリウッドは実の収穫用でなく隣にあるプラムの花粉木として植えたもの。いつもは花を採って別品種の受粉用に使ってしまうので、実がついてるのをこれまで見たことがなかった。それが今年は、見え難いところで隠れるように大きな実を数個つけていた。非常にきれいな形をしていたので固いうちに収穫し何気なく磨いてみたら、見たことないほどピカピカに輝いた。その上追熟したら食べられる。
果樹は見ても食べても楽しめる。やはり花より実。しばらく飾っていたが追熟したので食べてしまった。

2021.12.24 Friday

セイタカアワダチソウ

風鈴草

農作業をしていると、草にも小さな花が咲いている時があり、思わず「頑張ってるね」と声をかけてやりたい時がある。もちろん抜いてしまうけれども。
しかし、セイタカアワダチソウは別だ。秋になり黄色くてきれいだねと見逃していると、どんどん広がり木のように太くなって「普通の草と一緒にしないで、私は絶対にここから動きませんから」と言うかのように強欲に居座ってしまう。避けて通りたいタイプだ。
普段は果実の収穫にばかり目が行ってしまうので、花は眺めるだけのことが多いが、セイタカアワダチソウとは対照的に、今年見た中で一番好きだった花は「風鈴草」。沢山咲いている景色は見ているだけで楽しくなる。これはいつか是非作ってみたい。

2021.12.18 Saturday

軽トラ

軽トラは前がないので衝突すれば大けがをする。そうした事故に絶対会わない確実な方法がある。「素晴らしい是非実行したい!」と思うだろう。どういう方法か説明しよう。
それは「家から出ないこと」だ。道に出なければ車に当たりけがをすることはないし、運転し外に出なければ事故を起こすこともない。こんな極端なこと実際はできないだろうれども、逆に言えば「外に出る限り事故に会うことは避けられない」ということでもある。
車に乗れば「便利」だが、反面事故を起こす「危険」がある。実際の生活をするには、この便利さと危険の間で過ごすしかない。外に出れば事故に会う環境はすでに整っている。
車は便利であり危ない、包丁のようなもの。「事故は普通におこるもの、事故に会わなければラッキー」それくらいに思ってちょうど良い。「普通に起こり得る」と考える人は注意し事故を避けられるが、「不運だっただけ」と考える人は注意せず事故が繰り返される。
田圃の中でさえ注意を怠ればトラクターの横転事故がある。

2021.12.15 Wednesday

破壊された温室

東野圭吾作、気象予測がテーマの小説。
TVドラマ化もされたが、本の方ががずっと面白い。気象は農業にも関わりがある。今年は、夏の長期日照りに対応できず黒豆作りが大失敗した。本当は沢山の情報からある程度の気象予測はできるのに、本気で考えず、まだなんとかなると安易に思っていたからだ。
予測ができる近未来、その近未来から遡って今を真剣に考えると、今すべきことが見えてくる。しかし、間違った近未来を予測してしまうと迷走する。その結果の失敗だった。
今は二重シート張りに修繕を済ませている温室も同様。真剣に未来予測をして、早めに手当てをしていれば、暴風雨による温室破壊も免れていた。

2021.12.12 Sunday

ジャガイモの花

ナスの花、きゅうりの花、菜の花などきれいな野菜の花が沢山あるものの、何が一番好きかと聞かれれば、“ジャガイモの花”と答える。しかし、“きれいだよね”と言ってもほとんどの人は首をかしげる。他には、ブロッコリーの花もとてもきれいで好きだ。
寒くなるにつれてジャガイモが大きく育ってきた。それとともに花が咲く。とてもきれいなのに、ジャガイモ栽培では「花を咲かしていると栄養が取られ芋が大きくならない!」と言われ、すぐにちぎって捨てられるので、人目につかず散ってゆく。花やで売られることはないし、咲いている期間も極めて短いので、見ることができればラッキーだ。
花がつかないジャガイモもあるし、花の実がジャガイモになるわけではない。芋の収穫とはほとんど無関係で役に立っているとは言えないけれども、“私はジャガイモの華”と可憐に主張している姿に癒される。でも、見た後は芋収穫のためちぎって捨ててしまった。

2021.12.08 Wednesday

長老自らの刈取り
充茂90

我が家の稲刈りと籾摺りを手伝ってもらった近所の91歳になる長老からは、農作業だけでなくいろんなことを教わってきた。
長老の米作りは、化学肥料を使わず米糠や油粕などから作った”ぼかし”という自然肥料で栽培されてきた。収穫期になると、他とは明らかに違う黄金色をした田圃が広がりとても見事だが、教えてくれても到底真似ができない。自然肥料栽培は収穫量が少ないのに丁寧な管理が必要だし、自家製の肥料作りも難しくて時間がかかり常人ではできない。いつもは控えめで穏やかだけれども、沢山の知識を持っているし、厳しい条件下になっても耐え工夫し抜群の実行力があるからできている。
農業実力者になっても「おごらず」謙虚で、沢山の農作業があっても「気負わず」マイペース、厳しい条件下になっても「ひるまず」新しい工夫をするという生き方は常に見本だった。元気でいてもらいたい。

2021.12.02 Thursday

桜剪定

農作業をしていると腰を痛めることがよくある。先日皆で剪定した桜の木に梯子をかけ無理な態勢で残った細枝切りをしたのが悪かったのか、急に腰が痛くなった。マッサージも考えたが、「高齢のぎっくり腰は揉むな、安静にせよ」言われたのを思い出し今日は休養。五十肩やぎっくり腰は老化への警鐘、固くなってきた骨を無理に回して痛めないよう「もうこれくらいにしておけ」と痛みで伝えているのだそうだ。
若いときは筋肉が元気なので、骨が少しズレ歪んでも弾力性で押し返してくれていたが、歳をとると、老化した筋肉は「もう私にはこれ以上骨を押し返すのは限界」と言うことで、ぎっくり腰になるらしい。だから、マッサージは傷んで痛がる筋肉を揉むようなもので「お願いだからもう触らないで」となる。頑張った筋肉はそっとしておくのが一番。腰痛は警鐘だと思って休養の良い機会、真摯に受け止めよう。

2021.11.26 Friday

黒豆畑

今年の黒豆はいつもより早く植え,夏には見事な枝ぶりになった。そこまでは良かった。しかし、秋になり鞘にぷっくり実が入る頃になっても実入りが悪くぺたんこのまま。
どうしてこうなったのか。振り返れば思い当たることがある。元肥はしっかりやったが、成長した立派な枝ぶりに見とれ、全ての肥料が茎や枝に使われてしまい実が大きくなる前に肥力が尽きてしまったことに全く気づかなかった。
さらに、夏場雨が降らなかった時、枝ぶりがしっかりしていたので大丈夫だろうと放置したが、実はその頃が実にとっては水分を一杯必要としていた大事な時だった。一方、枝は自分を維持するのに精いっぱいで、成長しようとする実鞘に水分を回す余裕がなかった。その結果、必要時に水分供給がされなかった鞘は十分に膨らまず実も入らなかった。

タイミングというのはとても大事だ。水が不足していることに気づきあわてて注水したが、実鞘の成長期はとっくに過ぎており「いまさら水を貰ったってもう遅いよ、吸収ができません!肥料や水は欲しい時にくれなければ全く意味がない」という結果になった。
外見ばかり見ていると内面の変化に気づかず、手当のタイミングを逃した結果の大失敗。来年は内面の成長を重視しよう。

2021.11.24 Wednesday

そら豆苗

そら豆植付


今年もそら豆の長い長い栽培期間が始まった。家庭用に約200本、冬の霜や雪、強風やアブラムシなどの攻撃に耐え、来年5月まで頑張ってもらいたい。
10月畝作り、11月種播移植、除草、虫対策など続け半年。野菜の中では栽培期間が最も長い。しかも、連作を嫌い同じ場所で作れるのは5年後。半年も畑を占拠し同じ所を嫌がる最もわがままな野菜。普通の家庭菜園ではまず無理。そして、柔らかく美味しい旬は5月連休頃たったの1週間だけ。こんなに手間のかかる野菜を今年も植付けてしまった。
しかし、そら豆は、食味だけでなく成長の様子見も楽しめる。小さな苗は厳しい冬を越し、普通の野菜は霜が当たると枯れてしまうが、そら豆は、朝「もうだめかも」と萎れた振りをするが昼暖かくなると起き上がる。今から数か月はその繰り返し。その間にしっかりと根を張る。そして、暖かくなると一気に大きくなり奇麗な緑色の実鞘をつける。短い旬のために、見えない所で努力し、したたかに生きている。

2021.11.02 Tuesday

亀の足あと

毎週火曜日は産直が定休日、出荷をしないのでオリーブの扱いも今日は休み。
しばらくぶりに干し上がった池へ行ってみたら、小さな足あとが池の底地全体に
鎖のように連なってついている。その上歩幅がきれいに揃っていてまるで模様の
よう。一体何の足あと?じっと眺めているとその正体が判明。この写真では点で
しか見えないが、足あとの先には数匹の大きな亀が干し上った池から懸命に脱出
しようとしていた。歩いてるのは見たことがあっても足あとは見たことなかった。
不思議な模様の亀の足あと初めて見た。いったいどれだけの数亀がいたのだろう。
亀は排水口に詰まりやすいので、もう帰って来なくていいからね。

2021.10.29 Friday

大うなぎ

大鰻

池の水が底迄抜けた後も水門からは少しずつ排水されているので、水路を点検して
いると、これまで見たことがないとんでもない大きさのうなぎを発見。最後の方で
水門から出てきたらしい。大きく力も強いので素手の捕獲はあきらめ、90冑の
コンテナに追い込み引上げ。どうやって池に入ってきてどれ程の年月いたのだろう。
一緒に捕獲していたうなぎ好きの人が引き取っていった。

2021.10.28 Thursday

米の出荷

5月の種モミ撒きから始まった米作りも、今日の出荷と検査でいよいよ終わった。
出荷作業は朝6時から受付けだが、田舎の人たちはとても早い。合計で2トン近く
あったので出遅れ6時半頃に持っていくと、既に沢山の人たちが並んで待っていた。
今年は「田植後から収穫まで害虫駆除の農薬散布を全くしないでおくとどうなるか
試してみよう」とこれまでとは違う「栽培期間中無農薬の栽培」をしてみた。結果、
他の田圃の農薬散布で追払われた害虫の影響もあったのか見た目が悪い粒も出来て、
品質検査は普通レベルの評価になったものの、安心安全は最高レベルの米ができた。

2021.10.26 Tuesday

池干し上げ

ため池の管理も農作業のひとつ。
水質が良く、たっぷり使えるため池の水が近くにあると安心して米作りができる。
しかし、何年も干あげることなく放置すると、鯉や鮒、ブルーギルブラックバス等
魚がどんどん成長し増え続け、ついには水門に詰まってしまい放水ができなくなる。
そこで今回、魚が大きく育つ前に池の水を全部抜いて、干しあげることにした。
ところが、なんと大きな鯉が20匹ほど泳ぎ回っていた。それに子分たちも一杯。
「放水と共に魚は全部水路に逃がしたら良いよね」と話していたら、隣の長老達に
「庭の池で鯉を飼うので是非捕まえてほしい」と言われ、予定外の捕獲作戦を開始。
大きいのは1メートルほどあって網にも入らず、泥んこになってご要望の10匹を
捕まえた。格闘場面は泥しぶきが飛び散り余裕もなかったので写真が撮れず残念。



2021.10.19 Tuesday

コンバイン

乾燥機と籾摺り

早いスピードで稲を刈り取っていく最新のコンバインは、目立つし作業の花形。
そして、刈取った高湿度のモミは写真下左の乾燥機に投入され湿度14.5度まで乾燥。
その数値になり、更に8時間かけて冷されようやく乾燥機から出され空きができる。
この地味な乾燥機が、実はすべての工程を差配し、乾燥機が「待て!」状態になると
最新のコンバインがいくら早く刈取り作業をしてきても、モミを積んだまま待機だ。
乾燥機は、何十年も構造が変わらない裏方の地味な存在だが、実は稲刈り作業の要。
そして、テントの前で排出されたモミ殻の袋が満杯になったら入替の作業をしている
2人も作業の要だ。2人とも91歳、この手伝いによって農業は維持できている。





2021.10.14 Thursday

稲刈り

稲刈り-乾燥-籾摺り-袋詰めの作業を2反分ずつ5セット繰り返して、ようやく
米収穫の作業は終わる。1セットは約30時間。機械化が進んでも回転場は手で
刈っておかなければならず体力的にもかなりきつい。そして明日が最終のセット。

「農作業は、運動にもなって健康の維持にいいよね」とよく言われるが、そもそも
「運動」と「労働」は違っている。農作業は適度を超すと運動でなく労働になる。
 ̄親阿和里卜匹い、労働は体に悪い 運動は好きな時にやめられるが、労働は、
勝手にやめられない 1親阿枠駘僂かかるが、労働は報酬を得られる等、違いは
大きい。趣味で農業をやっているが、運動の領域は遥かに超えてしまった。

2021.10.12 Tuesday

埃対策テント

埃対策

コンバインで収穫したモミは、家に運び、乾燥機に投入し半日以上かけて乾燥。
その間ファンが回り、モミに付いているホコリを排出。そのすごいこと、昨年は、
何の対策もしないで家の前スペースに排出したものだから、ホコリが舞い上がり
家の瓦はホコリで真っ白。庭も雪が降ったように真っ白。大変なことになった。
次は「なんとかせんと・・」と思い付いたのがテント。「こんな大きなテント
どうするの?」と言われながら組み立ててみたら、さすがに大きい。
でも、結果的には大正解。このテントの中に一旦ホコリが止まり落下、しかも
ミストが噴射される装置までつけたので完璧。新品のテント、珍活用。

2021.10.10 Sunday

子供田植

子供稲刈り


田植えをしたのが6/20、そして刈取りが10/10、4か月もかかっていない。
今年の銘柄は「ヒノヒカリ」、稲の生育は、子供たちの成長と同じくらい早い!
そして、「ここだけは、自分の手で植える・・」と自らお手植えした苗は、順調に成長。さらに「植えたのは自分で刈る・・」と言いきり、早くも農作業へのこだわりを見せる。
遠方から帰ってきて手伝いするとは頼もしいかぎりだ。今後も頑張ってもらおう。
小さな頃から田圃に馴染んで欲しい。米は食べ放題。



2021.10.08 Friday

稲刈り開始

稲刈りをいよいよ開始。近所のおじさんがコンバインが回れるスペースの
隅刈取りを手伝ってくれました。なんと91歳、非常に元気。この水路を
ヒョイヒョイと身軽に超えて、スタスタと歩き鎌で刈り取っていきます。
元気の秘訣は、毎日お酒を飲んで、ストレスなく、自分ができるレベルを
少し上回る仕事を続けることだそうです。有難く手伝ってもらいました。
このお歳まで元気に農作業できる姿は素晴らしい!ぜひ見習いたい!
今日は4時間ほど刈取りして乾燥機に投入しました。翌朝の9時半に終了。
その後、8時間ほど冷してから籾摺りを開始。


2021.10.07 Thursday

ベトナム稲刈り

ベトナムの稲刈り

10年前にベトナムへ行った時、稲刈りをしていた。
その光景は、遠い昔に自分たちがやっていたのと大変よく似ていた。
手作業で稲刈りをして、一束一束運び足踏み脱穀機にかましていた。
懐かしい田舎風景だなあと眺めていると、草刈機で、整然と稲を揃えながら
バッタバッタとなぎ倒す人がいた。殆どの人は手鎌で稲刈りしていたので、
「どうだ、凄いだろう!」という感じだった。工夫する人は何処にでも居る
ものだ。みごと言うしかなかった。
これに比べると、今のコンバインは夢のような機械で、ずいぶん楽になった。
しかし、楽な方にはすぐに慣れてしまい、それでも大変だと思うようになる。



2021.10.05 Tuesday

変なだいこん

曲り大根

大根の苗は絶対移植ができません!と昔から言われていた。
だから、キャベツや白菜はあっても、大根の苗は店で販売されていない。
そう言われると、がぜん移植をしてみたくなり、以前やった結果がこれ。
やはりダメだった。真直ぐ下に伸びていた苗を抜いて他へ移植をすると、
「せっかく真直ぐな大根になろうと頑張っていたのに!、途中で動かされ
るともうやる気がなくなった!」と言わんばかりに、いじけて曲がったり、
二股になったり、面白い位いろんな形の大根ができたので、干し大根に。
最もユーモラスな形の大根は、少しだけ切れ込みを入れて写真撮影。
今年の種は発芽がまばらなので、移植したい気分だけれども、もうしない。

2021.10.01 Friday

ジャガイモ

10月になってしまった。
ジャガイモの植付けをしなければと思いつつ、優先作業が続き遅れてしまった。
植付けに必要とされる芽出しを少しでも遅らそうと、真っ暗の低温冷蔵庫に保管し、
これで大丈夫、ちょうど良い具合に少しだけ芽が出ているかなと思って取り出し。
その結果がこの状態。もう待ちきれなかったようで、ジャガイモの芽は自由に
伸び放題。一瞬何事かと思ったほどすごい光景になってた。写真はでじまの種芋。
急いで畝作りをし、この成長しすぎた長い芽を取り除きつつ植付けは無事完了。
植付品種:でじま、きたあかり、インカのめざめ、アンデス、男爵

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