2023.01.26 Thursday

ため池

広報では「ため池の環境保全が非常に重要」と言われているが、私たちの池で実際にやっている作業は超大変。草刈りも堤内側の水面に近い場所は、草刈機ごと落ち込むと泳ぐこともできないので特に危ない。外側急斜面堤も滑り落ちるので草刈機を使う時は要注意。しかも、作業をする人たちは全員高齢者で90歳を超える方もいる。
この池の堤を日常的に通る車や人も結構いる。ガードフェンスがない部分もあったので、もし池に落ちて大事故になったら誰に責任があるのだろうという話になったが、まずは人が落ちないようにするのが一番と言うことで、自己負担あろうとも早くフェンスで囲もうということにした。その結果、補助金の助けもあって昨年末にはきちんと設置ができた。
農業後継者も見込まれないこんな状況にあっても「水がめであるため池を大切にしよう、事故が起こらないようにしよう」という皆の思いは未来へつなげて行くことができるだろうか。「安全管理への配慮が足らない」と非農家の方から注意を受けることもあったが、こうした状況と思いをガードフェンスに書いて残しておきたくなる。

| top |

Pagetop