2023.05.28 Sunday

トンネル苗

「育苗中は絶対に開けて覗いてはいけません!」ということになっているが、今年は育苗場所を変更し環境も大きく変わっているので、上手く行っているのかとても心配。「水が足らずに干からびかかっているのではないか?」などすごく心配になってしまい、我慢しきれずとうとうトンネルの中を見てしまった。
「温度変化に敏感だから大きく開けなければ良い」「自分の目で覗かなければ良い」という屁理屈をつけ、小さな隙間から携帯電話を差し込み中の撮影を試みたが、湿度が極度に高くすぐにレンズが曇ってしまうのでなかなか上手く撮れない。それでも何度か挑戦し、ようやく中の状況が確認できた。
「あれだけ覗いたらいけないと言われているのについに見てしまったのね!」ということになったが、結果は感動的な情景だった。奥の方まで小さな苗が生えそろい、これまでにないほど見事な育苗風景が撮られていた。まだまだ油断はできないが、しばらくそっとしておこう。順調に育ってもらいたい。

2023.05.26 Friday

育苗

米作りの最初は、まず苗作りから。いま栽培している「にこまる」と言う品種は苗が市販されていないので、種籾から買って自ら育苗するしかない。
そこで、今年も作業が始まったが、育苗箱に培土を入れ、種播きする大変さや失敗するリスクを考えれば、本当は高価でも買って済ませたいところだ。
時季は刻々と迫り、積み上げた床土用の培土や籾種は「いつでも出番を待っています」とばかりに威圧してくる。そして皆に育苗作業を手伝って貰った結果、銀色の専用ビニールをかけたトンネル群はついに完成し育苗中。
鶴の恩返し物語で「絶対に開けて部屋の中を見ないでください」と言われているように、このトンネルも、約2週間この状態でそっとしておかなければならない。開けると中の温度が急激に下がってしまい障害が起きるからだ。昨年は、途中で開けてしまい育苗が上手くいかなかったので、今は我慢!。

2023.05.16 Tuesday

金柑

黄金色のミカン(蜜柑)の意味から、金柑(きんかん)と言われるらしい。甘みと酸味が適度にあって、独特な苦みもあるが小さいので生で皮ごと食べられる。喉の薬にもなる。庭には、昔からの普通の金柑と、種なしに改良された新しい金柑が植えられており、熟しきった今が収穫期。名前のごとく黄金色に赤みがかかり美しく美味しい。
新品種の種なしの金柑は食べやすくそれなりに美味しいのだが、昔からの種ありの金柑を食べるともう種なし金柑には戻れない。種なしでかつ味も良い両得はまだ難しいようだ。
種あり金柑はとにかく味が濃厚で美味しい。しかし、種が一杯あって食べるのがとても面倒なので、中の果汁だけを吸い出して、実や種、皮は全部捨ててしまうことがある。自分で作っていれば、沢山あるのでこんな贅沢な食べ方も可能だ。
面前の食べやすさより、長く尾を引く後味の良さの方を大切にしたいので、付き合い相手としては中身の濃い「種あり金柑」の勝ち。

2023.05.02 Tuesday

そらまめ

そら豆は、手間がかかるけれども、短い旬の味わいはとても感動的。作るのに半年、収穫を楽しめるのはほんの一時なのでまるで花火のような野菜だ。
昨年11月に種播きをしたので、収穫に至るまでにはほぼ6カ月かかっている。しかも、「もし同じ所へ植えるのなら、五年過ぎてからにしてね」という連作を嫌う超わがままな野菜だから、毎年植付けの場所を変えなければならない。
最近のように数日ごとに雨が降ると畝間は水溜まり状態になっているので、長靴を履き膨らんだ実がないか探してみた。サヤが下を向いているのがあれば熟してきたしるしだが、まだ数が少ない。それでも20個ほど見つけたので早速中身を出し塩ゆでで食べてみた。熟しきってないけれども、実はやわらかく、ほんのり甘みがあってとても美味しい。

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