2023.05.16 Tuesday
黄金色のミカン(蜜柑)の意味から、金柑(きんかん)と言われるらしい。甘みと酸味が適度にあって、独特な苦みもあるが小さいので生で皮ごと食べられる。喉の薬にもなる。庭には、昔からの普通の金柑と、種なしに改良された新しい金柑が植えられており、熟しきった今が収穫期。名前のごとく黄金色に赤みがかかり美しく美味しい。
新品種の種なしの金柑は食べやすくそれなりに美味しいのだが、昔からの種ありの金柑を食べるともう種なし金柑には戻れない。種なしでかつ味も良い両得はまだ難しいようだ。
種あり金柑はとにかく味が濃厚で美味しい。しかし、種が一杯あって食べるのがとても面倒なので、中の果汁だけを吸い出して、実や種、皮は全部捨ててしまうことがある。自分で作っていれば、沢山あるのでこんな贅沢な食べ方も可能だ。
面前の食べやすさより、長く尾を引く後味の良さの方を大切にしたいので、付き合い相手としては中身の濃い「種あり金柑」の勝ち。