2022.09.28 Wednesday

栗比較

今年の猛暑は、山の栗の木にも大打撃だったらしい。7月頃は小さなイガ栗を一杯つけていたので、今年も豊作かなと思っていたら、9月に見に行くと、大きなイガ栗になっているどころか、小さいのが数個だけのとても寂しい状態になっていた。
猛暑でほとんど雨も降らず極端な水不足になってくると、普通は栗の実を大きくするために使う水分や栄養まで親木の生存用に使ってしまうので、余分な葉っぱや栗の実のほとんどが切り捨てられてしまったらしい。今季の収穫はゼロになってしまっても、親木さえ生き残っていれば来年につながるよと言われてもやはり残念。
自然の摂理は厳しい。生き残るため実や葉っぱを切り捨ててしまった栗の木の方が、ずっと憂鬱で辛い選択をしたのだろう。

2022.09.21 Wednesday

朝顔倒壊

車事故

日本列島を縦断した台風14号の強風で、毎朝きれいに咲いていた朝顔の大きな棚が倒れてしまった。早速起こし、伸びすぎていた枝も剪定し回復させたが、これくらいの事故は十分あり得ることだ。むしろ、台風が来れば何らかの事故がおこるので、事前にそう思っていなければならない。
地震も事故は必ずやってくる。もし生きている間に自分の身に降りかからなければ、それはラッキーだっただけだ。運の良し悪しはあるが、今年は車の事故にも会った。スーパーの駐車場で車に乗り込みエンジンをかけようとしたら、左前方にとまっていた車が突然曲がりながらバックしてきて側面にぶつかった。バックで出ようとしてハンドルを早く切り過ぎたのが原因だったが、唖然と見ているだけで避けようがなかった。車が少し壊れただけ済んだので良かったものの、やはり事故はやってきた。しかし、突然にやってくると驚いてしまう。

2022.09.13 Tuesday

SDGS


「エス・ディー・ジーズの本が欲しいので買いに行きたい!」と小学生の孫から言われ、驚いてしまった。小学校で、持続可能な開発目標 SDGs(エス・ディー・ジーズ)の勉強をするなんて、すばらしいと言うのか、やりすぎと言うのかどちらだろう。
本屋へ一緒に行ってみたら、子供用に読みやすく書かれたSDGSの本が、本当に並んでいたので一冊買ってやった。「今年も稲刈りする時手伝うからね」と言って、帰って行ったこの孫たちと未来の農業について話すとき、「エス・ディー・ジーズのことも知らないの?」と言われないようにしなければ・・。世の中変わったもんだ。
17の目標のうち、目標1「貧困をなくそう」、2の「飢餓をゼロに」の実現に農業は欠かせない。また、目標11「住み続けられるまちづくり」のためには、帰省したいと思う豊かな環境を保持していかなければならない。田畑や山の活用は土地の生産性を高めるし、自然の環境を良好に維持していけるので、目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「陸の豊かさを守ろう」とも関連している。
実践よりも知識が先行している気分屋の孫たちが、持続的にSDGsをやっていくとは思えないが、少しでも興味を持って、未来の農業を手伝ってもらえれば素晴らしい。

2022.09.06 Tuesday

マメトラ

マメトラ草

近所の納屋から、一輪しかない奇妙なミニ耕運機“マメトラ”が出てきた。何十年も前の古い物らしく、燃料タンクの内側はさびているし、燃料パイプやキャブレターはゴミが詰まっていた。興味深く見ていたら「好きにしていいよ」と言われたので、細い溝の落花生畑の除草をするのにはちょうど良いにではないかと考え、自分で修理してみることにした。
そして一か月後、ようやく修理が終わり除草作業に持ち出した。しかし、完璧に修理し順調に行くハズだったのにまさかの事態が発生。修理が長引いたせいで草はずいぶん伸び、「そんなミニ耕運機で私たち雑草が本当に倒せると思っているの?」とばかりに、畝間の溝に突入させた途端、小さなローターは長い草達にぐるぐる巻きにされ、除草耕作機能は封じられてしまった。さらに、ローターが地面に刺さらず車輪状態化したので、その回転力も加わり、一輪しかない不安定なミニ耕運機は暴走した。
そもそも、このミニ耕運機は、除草などの耕作をする目的で作られたのではないらしい。トラクターできれいに耕されたあと、軟らかい草のない状態の土地に細い溝を掘っていく道具だった。ミニ耕運機だからとなめていたら、今回のようなことになってしまった。
こうして、マメトラは、寂しく元あった納屋へ帰って行き、また眠りについた。なんでも欲しそうにしてもらってきてはいけない!と言われてしまった。


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