2023.01.26 Thursday

ため池

広報では「ため池の環境保全が非常に重要」と言われているが、私たちの池で実際にやっている作業は超大変。草刈りも堤内側の水面に近い場所は、草刈機ごと落ち込むと泳ぐこともできないので特に危ない。外側急斜面堤も滑り落ちるので草刈機を使う時は要注意。しかも、作業をする人たちは全員高齢者で90歳を超える方もいる。
この池の堤を日常的に通る車や人も結構いる。ガードフェンスがない部分もあったので、もし池に落ちて大事故になったら誰に責任があるのだろうという話になったが、まずは人が落ちないようにするのが一番と言うことで、自己負担あろうとも早くフェンスで囲もうということにした。その結果、補助金の助けもあって昨年末にはきちんと設置ができた。
農業後継者も見込まれないこんな状況にあっても「水がめであるため池を大切にしよう、事故が起こらないようにしよう」という皆の思いは未来へつなげて行くことができるだろうか。「安全管理への配慮が足らない」と非農家の方から注意を受けることもあったが、こうした状況と思いをガードフェンスに書いて残しておきたくなる。

2023.01.19 Thursday

ウッドチッパー

今冬のオリーブ剪定では、大丈夫かと不安になるくらい大量の枝木を切り落としたので、例年のように山の際へ積み上げる方法では片付かなくなってしまった。
そこで、前々から欲しかったエンジン式のウッドチッパーを導入し、オリーブ園で試してみた。これまでに使ったことがない機械だったので当初は気を使ったが、直径5センチの太く長い枝まで次々に粉砕していくので、山盛りになっていた伐採のオリーブはどんどんチップの山になり半日できれいに片付いてしまった。しかも伐採された枝木のチップはオリーブ園にばら撒かれるので、やがて柔らかい土になり自然循環されて行く効果もある。
剪定しすぎたので収穫量は一時的に減るかもしれないが、長い目でみれば、緊張感を感じ「早く新しい芽を出さなければ・」と頑張ってくれるかもしれない。「こんなにバッサリ切られてしまったので、もうだめかもしれない」と弱気にならないよう、回復に効果的な肥料をオリーブチップと一緒にしっかりやってあげよう。

2023.01.13 Friday

オリーブ強剪定

オリーブの苗木を植えて10年が過ぎ、背丈をはるかに超えるほど大きくなった。上の方の実は脚立を立てても届かず収穫できないので、しっかり剪定することにした。
そこで、上に伸びすぎたてっぺんの枝を剪定する担当と、下で伸びすぎ繁茂する枝を剪定する担当に分け二人分業で進めたが、上からは下の様子はわからず、下からは上の様子がわからないまま各々がどんどん切って行った結果「こんなに切ってしまい大丈夫なの?」と言われるくらいになってしまった。人の散髪で言えば、頭の上を刈る係と下から刈上げをする係が手分けし散髪した結果「河童の頭」のようになってしまった感じだ。
それでも、生えすぎていた枝木が剪定されすっきりしたし、春になれば新芽が成長してくるので大丈夫だろう。後は、バッサバッサと伐採してしまった大量の枝木の片付けが待っている。

2023.01.05 Thursday

YouTubeへ

電機店で超大型の最新テレビを眺めリモコンを触っていたら、「YouTubeなども映りますよ、普通にテレビの番組も観ることができますので、年輩の方でも大丈夫です」と言われてしまった。時代は急速に変わっている。
三年前に本格的に農業を始めた時は、「現代農業」という月刊誌が指南書だったが、今の指南書は「YouTube」の農業関係動画に変わってしまった。ここ数年でYouTubeにアップされる農業関係の動画が飛躍的に増え、雑誌で読むよりもはるかに解りやすくなった。
YouTube 動画を見るのも、一年ほど前まではパソコンやiPadなどの小さな画面で見なければならなかったが、最近はテレビの大きな画面で見ることができるようになったので、ますます便利になった。
今のテレビは光ケーブルを通じて様々な情報が受信できるし、Wi-Fiで無線通信ができ、スマホ写真も即映せるようになるなど、アンテナで放送電波だけを受信していた昔のテレビとは全く別物になっている。外見は昔の液晶テレビと同じような形をしているものの、中身は「画面がテレビ並みに超大型化したパソコン」に置き換えられていると考えた方が正しい。今年も頑張って変化について行こう。

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