2022.03.09 Wednesday

電子レンジ

落花生の収穫時期になると産直で生豆が時折売られていることがある。また、米国産生豆も稀に売られていることがあるので、これらを見つけたら、自宅で落花生を焙煎してみよう。誰でもフライパンで簡単に焙煎できる。但し、簡単なコツがある。
最初からフライパンに生豆を投入し焼き上げると、「外は丁度良い焼き具合なのに、中は生焼けで美味しくない・・」という結果になる。豆の中心まで火が通らなければ美味しくならないし、中心まで焼こうとすれば外側が黒焦げになってしまう。原因は、豆の内側と外側の焼き始めの温度差が大きく異なるからだ。ではどうすれば良いか。
電子レンジを使い最初に豆内側の温度を高めておけば、その温度差の問題は解消する。「焼き初めの豆外側の温度まで内側温度を先に上げること」。これが一つ目のコツ。適温になったかどうかはレンジの中の豆の爆ぜる音で判断。温度が上がってくると「パチッパチッ」と1つ2つ爆ぜる豆がでてくるので、この音を聞き逃さない。だいたい3つ目のパチッという音がした時が適温なので、ここで即ストップ。この豆を中火にしておいたフライパンに投入。そうすれば内外ほぼ同じ温度になっている状態で焙煎が開始できる。
二つ目のコツは「安定した高温が維持できるフライパン」。早く温まるが温度変化が大きい軽く底が薄いのは不適、重くて底が厚いのが最適。電子レンジだけでは香ばしさが出ない。長時間高温の空焼きの状態になるので、コーティングは剥がれていても問題ない。
湿度や大きさにより焼き時間は変わるので、あとは、匂い、色、感等で焼き上がりを判断。
やってみよう!

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