2022.03.26 Saturday

産直R0403

夏みかん

2月から古高松の産直で土曜日曜だけ販売してきた「夏みかんマーマレード」と「煎り落花生」は、3月28日㈰で販売終了となります。今年は、新型コロナの影響で、産直も長期間午前中のみの営業になるなど厳しい状況が続いてきましたが、ご利用いただいた皆様ありがとうございました。
4月以降は、オリーブ園の手入れや春夏野菜の植え付け、田植えの準備など様々な農作業が予定されており家族手一杯の状態になるので、産直販売は一旦休止し、秋になりオリーブの塩漬けが出来上がればまた再開させていただきます。
まだまだ沢山残っている完熟の大きな夏みかんは、陽があたると色合いがなんともいえずきれいで、さわやかな香りがします。家族用のマーマレードをしっかり作るかな。

2022.03.22 Tuesday

白菜の花

春分も過ぎ、白菜にきれいな花が咲いてくるなど、季節が本格的に変わってきたが、この時季の田舎生活は、一番野菜や果物が少なく、農作業も土起こしのトラクター耕作や土壌改良など地味な作業ばかりで、面白い出来事が少ない。
土の上下を入れ替えや除草、土壌改良肥料投入などの耕作をなんども繰り返し、種や苗の植付けを待つこの冬場の地味な作業は、しっかりやっていても、全くやらないでいても、表面から見ていただけではあまり変わらないように見える。地面の下で目に見えない変化が少しずつ進んでいるだけだ。
しかし、冬の寒さの峠を越え、暖かくなって成長が加速する時期になると、こうした作業をしっかりやっていた畑とまったくやってなかった畑では、如実に差が現れる。厳しい冬場は、ほとんど差がないように見えていたのに、寒さの峠を越えた途端に差がどんどん広がって行く。他所に引離されないよう冬場の地味な農作業もおろそかにできない。

冬場の地味な農作業は、自転車レースの上り坂のようなものだと言われる。
前の走者が上り坂に入ると、急にスピードが落ちるので差がどんどん縮まってきたように見えるが、上り坂での僅差は実は大きい差だ。前の走者の自転車が峠を越え、下り坂に入った途端に、これまで数メートルだった差が、一気に数十メートルの差に広がる。
困難な時の努力は報われないように見えるが、その時に少しでも差を縮める努力は、好条件に環境が変わった時、大きな差になって実現される。

2022.03.14 Monday

自転車修理

自転車修理済

田舎の家は広いので、物を捨てなくてもいっぱい置いておける。しかし、不用品がどんどん増えてくるので整理にかかったが、愛着がある物が多くてなかなか進まない。
この可愛いミニサイクルも使い続けてほぼ50年、リムで有名な新家工業が作った珍しい形のミニサイクルだ。折りたためば超小さくなって車のトランクにも詰めるし、近所へちょっと行くにも便利なので、田舎暮らしには重宝している。でも、タイヤはツルツルになり、割れた側面から中のチューブがはみ出し「もういい加減にタイヤ交換してくださいよ」という危ない状態になってしまった。
廃車にと考えたが、長い間使い続けていると、思い出がセットになっているのでなかなか捨てがたい。いろんな物を断捨離してくると、ようやく自分なりのキーワードがわかってきた。それは、「まだ使える物かどうか」で判断するのではなく「使うことがあるかどうか」で判断することだ。「十分使えるものであっても、使わないのであれば捨てる」のが原則。キーワードは、「使えるか」でなく「使うか」だ。
この自転車には、旅の思い出もたくさんあるし、まだまだ使うので修理を開始。ちょいちょいとはいかなかったが、タイヤ交換など無事完了。もうしばらく頑張ってもらおう。

2022.03.09 Wednesday

電子レンジ

落花生の収穫時期になると産直で生豆が時折売られていることがある。また、米国産生豆も稀に売られていることがあるので、これらを見つけたら、自宅で落花生を焙煎してみよう。誰でもフライパンで簡単に焙煎できる。但し、簡単なコツがある。
最初からフライパンに生豆を投入し焼き上げると、「外は丁度良い焼き具合なのに、中は生焼けで美味しくない・・」という結果になる。豆の中心まで火が通らなければ美味しくならないし、中心まで焼こうとすれば外側が黒焦げになってしまう。原因は、豆の内側と外側の焼き始めの温度差が大きく異なるからだ。ではどうすれば良いか。
電子レンジを使い最初に豆内側の温度を高めておけば、その温度差の問題は解消する。「焼き初めの豆外側の温度まで内側温度を先に上げること」。これが一つ目のコツ。適温になったかどうかはレンジの中の豆の爆ぜる音で判断。温度が上がってくると「パチッパチッ」と1つ2つ爆ぜる豆がでてくるので、この音を聞き逃さない。だいたい3つ目のパチッという音がした時が適温なので、ここで即ストップ。この豆を中火にしておいたフライパンに投入。そうすれば内外ほぼ同じ温度になっている状態で焙煎が開始できる。
二つ目のコツは「安定した高温が維持できるフライパン」。早く温まるが温度変化が大きい軽く底が薄いのは不適、重くて底が厚いのが最適。電子レンジだけでは香ばしさが出ない。長時間高温の空焼きの状態になるので、コーティングは剥がれていても問題ない。
湿度や大きさにより焼き時間は変わるので、あとは、匂い、色、感等で焼き上がりを判断。
やってみよう!

2022.03.04 Friday

谷川製麺所1

谷川製麺所2

「もう絶対に現れないだろう」と思われる、田舎暮らしにふさわしい、忘れたくないうどんやがあった。「東植田の青い屋根のうどんや」と聞いて、「そうそう、そんなうどんやあった」という人もいるのではないだろうか。この「谷川製麺所」はうどんやというよりも、近郊のスーパーにうどん玉を卸す昔ながらの製麺所で、そのうどん作りの傍らでうどんやを営んでいた。二年程前に閉店してしまったけれども、ここの大きな特徴は、メニューが年中「しっぽくうどん」だけで、そしてびっくりするほど辛い唐辛子だった。
入口のメニューには、大小の値段表示があるだけ。しかも、代金と引換えに出来立ちのうどん玉をどんぶりに入れてくれるだけなので、後は自分で温めたり、置いてあるしっぽく用のずんどう鍋から出汁と具を自分ですくってうどんにかける方式だ。上手くすくえれば具沢山のしっぽくうどんになり、具が全くすくえなければただのかけうどんになる。どちらも値段は同じ、自分の技量次第だ。しっぽくの具には、冬にはイノシシの肉が入り、春には筍がどっさりと入っている。常連は、かき回さないようにおたまをずんどうのへりに沿って静かに引き上げ、沢山の具を獲得するが、県外から来たよく知らない人は、ずんどうの中をかき回し、具がぐるぐるに泳ぎ回る中をすくうので、ちょっとの具しか得られない。その上、パラッとほんの少し振りかけただけでも辛い唐辛子を普通の七味のように何振りもして、「食べられたものでない」と文句を言って帰っていく。
店の看板もなく、青い屋根を目指して通ったこの唯一無二の懐かしいうどんやのことは、ずっと記憶に留めておきたい。

2022.03.01 Tuesday

オリーブ移植

さつま芋を作ったり、落花生を作ったりしていた山手の畑は、家から700mほど離れているので、歳とともに出かけて行くのが億劫になり、一昨年、全面にオリーブの木を植え、オリーブ園に変わった。メインは、大きな実のなる「マンザニロ」、そして、サブは「ミッション」。天気予報が雨模様になり丁度良い時候になったので、そこに、今回友人から貰った「ワッガベルダル」(写真手前)と「アルベキナ」(写真奥)という珍しい品種を移植した。どんな実が付くのか楽しみだ。
オリーブは違った種類の木がないと実がつかないが、相性もあって何の種類でも良いわけではない、人間と同じだ。今回植えた品種たちとも仲良く過ごして欲しいものだ。
すでに庵治の山に植えられている木と合わせると、70本ほどになったので、収穫が順調であれば、趣味のオリーブ栽培としては十分な規模になった。ジワジワと広げてきたが「これ以上広げてはダメだよ〜」とまた言われた。

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