2022.07.26 Tuesday

中干し


今は、稲の中干し中。田植え以来、常に潤沢に満たされていた水田の水が無くなり、地面は白く干乾び、大丈夫だろうかと思うくらい無数の地割れが発生している。
もし、この中干しをしないまま潤沢に水を与え続け過保護で育て続けると、「頑張って根を張り巡らさなくても水はいつも十分あるので今のままで大丈夫」と稲は思ってしまい、見た目は奇麗に育っていても、台風がきてちょっと押されるとひとたまりもなく倒れるほど貧弱な根しか持たない稲に成長してしまう。
「世の中はそんなに甘くない、いつまでも水が潤沢にあると思うなよ、今自分でしっかり根を張り巡らさなければ死んじゃうよ」と脅しをかけ、厳しい環境にも耐えられるようにするのが中干しだ。
適度な干しあげは、「籾種作りの準備も始めなければ・・」という、秋の実りに向けたスイッチを入れさせる役目もある。水入れをさぼっているのでひび割れしている訳ではないです。もう少しすれば再び田圃に水を入れてあげるので頑張ろう。

2022.07.19 Tuesday

パイナップルリリー

最近気になっていた花「パイナップルリリー」。最初に見た時、パイナップルの一種で小さい実をつけているのかと思った。実のなる植物が大好きなので買ってみようと思ったのだが、開花前のものはどこにも売られておらずこれまで買う機会がなかった。
正式には「ユーコミス」という花の蕾が果物のパイナップルのように見えることから、パイナップルリリーという別名がつけられているらしいが、本当の実にならないのが少し寂しい。でも、見た目がとても可愛いので観葉植物として十分楽しめる。
その花が、たまたま通りかかった山奥の産直で一鉢だけ売られていた。しかも開花前のパイナップルそっくりの実がついていて「これからだんだん花が咲いてくるので面白いよ」と横にいた生産者のおばあさんに言われたので即買ってしまった。買って大正解、言われた通りだった。この変な花は次々と下から花が咲いてきて毎日楽しめる。

2022.07.15 Friday

トウモロコシ1

トウモロコシ2

昨年は、害虫アワノメイガの大攻撃を受け、ほとんど収穫できなかったトウモロコシだったが、今年こそは無農薬.有機肥料栽培を成功させようと、丁寧に管理して栽培したものの、やはり虫の食害を受けてしまった。
まともにきれいな実がついたのはたったの2本だけ。アワノメイガと言う蛾はトウモロコシが大好き、雄花が咲くと何処からともなく飛んできて卵を産み付け、幼虫がトウモロコシ全体に広がっていく。幼虫が孵った茎を見つけ直ちに撤去するなどこれ以上はないほど手間をかけたのに、実を取り出してみると思った以上に食害が広がっていた。
しかし、問題ない部分だけ取り出して食べてみると、ものすごく甘くて最高の味だった。でも、無農薬できれいなトウモロコシを作るのは、頑張っても無理そうなので、しばらくあきらめかな。

2022.07.12 Tuesday

オリーブゾウムシ

この時期は緑で覆われ木々が伸び盛りのはずなのに、オリーブの木の葉っぱが急に落ちてきたので、おかしいなと思って根元を確認してみると4か所ほど穴が開いている。それも一本でなく4本も被害にあっている。これまでもこうした害虫被害で沢山の木が枯らされてきたが、メインのオリーブ園とは相当距離が離れているので大丈夫だろうと甘く見ていたのがいけなかった。
絶対に犯人を見つけてやろうとあけられた穴をほじくりまわった結果、やっと潜んでいたのを一匹発見。スタコラ逃げ出したのでまず犯人を追跡し撮影。オリーブゾウムシをまじまじと見たのは初めてだ。本当に象のような長い鼻を持っている。全ての穴に殺虫剤を投入し退治を試みたが、すでに木の奥深く進んでいる虫もいるらしく即効は難しい。
ミサイル攻撃を受けた戦地のように寂しい姿になったオリーブの木たち、防衛に全力を尽くしてあげるのでどうにか自力で頑張ってください。

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