2022.07.26 Tuesday
今は、稲の中干し中。田植え以来、常に潤沢に満たされていた水田の水が無くなり、地面は白く干乾び、大丈夫だろうかと思うくらい無数の地割れが発生している。
もし、この中干しをしないまま潤沢に水を与え続け過保護で育て続けると、「頑張って根を張り巡らさなくても水はいつも十分あるので今のままで大丈夫」と稲は思ってしまい、見た目は奇麗に育っていても、台風がきてちょっと押されるとひとたまりもなく倒れるほど貧弱な根しか持たない稲に成長してしまう。
「世の中はそんなに甘くない、いつまでも水が潤沢にあると思うなよ、今自分でしっかり根を張り巡らさなければ死んじゃうよ」と脅しをかけ、厳しい環境にも耐えられるようにするのが中干しだ。
適度な干しあげは、「籾種作りの準備も始めなければ・・」という、秋の実りに向けたスイッチを入れさせる役目もある。水入れをさぼっているのでひび割れしている訳ではないです。もう少しすれば再び田圃に水を入れてあげるので頑張ろう。