2021.11.26 Friday
今年の黒豆はいつもより早く植え,夏には見事な枝ぶりになった。そこまでは良かった。しかし、秋になり鞘にぷっくり実が入る頃になっても実入りが悪くぺたんこのまま。
どうしてこうなったのか。振り返れば思い当たることがある。元肥はしっかりやったが、成長した立派な枝ぶりに見とれ、全ての肥料が茎や枝に使われてしまい実が大きくなる前に肥力が尽きてしまったことに全く気づかなかった。
さらに、夏場雨が降らなかった時、枝ぶりがしっかりしていたので大丈夫だろうと放置したが、実はその頃が実にとっては水分を一杯必要としていた大事な時だった。一方、枝は自分を維持するのに精いっぱいで、成長しようとする実鞘に水分を回す余裕がなかった。その結果、必要時に水分供給がされなかった鞘は十分に膨らまず実も入らなかった。
タイミングというのはとても大事だ。水が不足していることに気づきあわてて注水したが、実鞘の成長期はとっくに過ぎており「いまさら水を貰ったってもう遅いよ、吸収ができません!肥料や水は欲しい時にくれなければ全く意味がない」という結果になった。
外見ばかり見ていると内面の変化に気づかず、手当のタイミングを逃した結果の大失敗。来年は内面の成長を重視しよう。