2021.11.22 Monday
収穫し干し上げた落花生の殻割りをして、試食用に少量焙煎してみた。今年は稲刈りの時期と重なるのを避け早目に収穫したため、未熟な実が多かったが質はまずまず。
美味しい落花生を初めて食べたときの情景をしっかり覚えている、それは東京の新橋だった。それまで、中国産の落花生は脂の質が変わっていることが多くて美味しくないし、千葉産の落花生を買っても香ばしさが乏しいので、落花生はそれほど好みでなかった。
そして、仕事帰りに立寄った新橋駅前の豆菓子やで焙煎したばかりの千葉産落花生に巡り会った。皮をむいて爪で傷をつけるように表面を押すときれいな脂分がじわっと滲みだしてくる、しかも、甘さがあって香ばしく感動的な美味しさだった。小さな紙袋でしか買えない高価な落花生だった。
しかし、今はその店も無くなり昔の味に巡り会うことはできない。「だったら自分で作るしかない!」そして、今に至っている。