2022.08.30 Tuesday

白絹病

カラスが落花生の近くに集まり出した。「なんか良い匂いがする、もうそろそろ食べられる頃かなあ、ちょっとほじくってみよう・・」。ある程度のロスはいつも想定し多めに植付けしているので、ほじくり出して食べるくらいは大丈夫。少しはくれてやろう。
しかし、一昨年大きな被害を受け収量を激減させた病気は別だ。白いカビが根に広がり枯れていく新型コロナウイルス並みのカビ病だ。最近の雨で湿度が高くなり、高温が続いているので、病原菌にとっては最高の環境になっている。「いまこそ我々の仲間を増やす最高のチャンス」とばかりに一気に勢力拡大を計っている。農薬と言う武力を使って鎮圧すれば良いが、それは使用しないことにしているので、今は病気にかかり白くなった落花生を引き抜き隔離処分することでやり過ごすしかない。
落花生はこの病気が発生しやすく連作を極度に嫌う。同じ所に植えて良いのは5年後だ。5年間も空けられる余裕はないし、薬剤は使いたくないし、悩ましいけれども、美味しい落花生を食べるためには作り続けるしかない。消石灰や燻炭などを使い消毒を徹底しながら付き合っていくしかないようだ。

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