2022.08.17 Wednesday
35℃を超える猛暑日が20日以上続いており、茄子や胡瓜の生育が急激に悪くなった。
水不足のせいで茄子はつやがなくなっているし、胡瓜はまっすぐにならず曲がったものができている。大きくなった茄子の身は固くなり、種がいっぱいあって食用にならない。
野菜は、短期間にす〜っと大きくなったのが一番美味しい。水分もしっかり供給され短期間で大きくなったものは、種の成長よりはるかに速いスピードで果肉が太るので、食感が良く美味しい野菜になる。しかし、今回のような猛暑になると、野菜は生存の危機を感じ子孫を残すため沢山の種作りを始める。そうなると果肉は後回しで種ばかりに栄養が回されるので、茄子や胡瓜も、切って中身を確認すると種だらけになっている。
でもここで水をふんだんにやってしまうと、「やっと一息つけた!」と一時的には良い野菜に戻るのだが、その後少しでも水が切れると、「もう水なしの生活には戻れません!」となって簡単に枯れてしまう。水田で稲の中干し作業をするのと同じだ。
自分でしっかり根を延ばし、水分を確保できる力を持たなければ生きていくのが難しい。自然の流れに任せ雨が降るまで放置です。