2022.02.24 Thursday

さぬきや

冬場は、オリーブ園にイノシシも出てこないし、収穫作業もなく、施肥や耕作など地味な仕事ばかりで退屈。こう寒い日が続くとうどんやへ行く機会が多くなり、時折、懐かしいうどんやを思い出す。この写真の店に行ったことある方いるだろうか。
丸亀と宇多津の境付近の国道沿いにあったうどんや「さぬきや」。残念ながら、現在はもうないので行けない。
今は、釜あげなら「わらや」、肉うどんなら「・・」、カレーうどんなら「・・」、かやくうどんなら「・・」など、メニューによって行きたい店を分けているけれども、昔、メニューすべてが好きな店があった。それが、この「さぬきや」だ。
朝一番に行く時は大きな釜でさっぱりと茹で上げた「釜あげ」、昼はこってり甘い出汁がからんだ「肉うどん」、寒い時は卵やしいたけが入った超熱々の「鍋焼きうどん」、どれも美味しくて高松から出かけて行っていた。肉うどんは、やわらかく煮込まれた肉に特別な甘く濃い出汁がかけられていて、これが絶品だった。
花を飾っている前のテーブルに座れば「花の前、釜あげ・・」と大きな声で注文が通されるなど、場所の呼び名にも風情があった好きな店だったが、20年ほど前のある日火事でなくなってしまった。そして、以降再建されることはなかった。
しかし、我が家の年越しうどんは、ここの肉うどんの味を再現したものを今も作り続けているので、「さぬきや」はまだ細々と続いている。

お知らせ:2/26.27㈯㈰は所用で産直出荷(マーマレード落花生)ができません。
     勝手ながら、次出荷は3/5.6㈯㈰になります。

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